昭和戦記〜時は八月〜


   
地は荒れ果て 香は死臭
ここは地獄 人の手にて滅ぼされし場所
皮膚はただれ 置き去りにされし者は
ハエと蛆で朽ち 人の手に焼き払われ
二度とこのような事が起きないようにと祈りながら
人々は地獄の光景を目に焼き付けた
そして芽生えるは 戦争への怒りとかみ天皇陛下への願い
“この苦しい思いは 天皇陛下が必ずや晴らしてくれる”と

我が愛国のため 天皇陛下のため
大和魂を心得し者達は ぐんとう忠誠の剣を天へと掲げ
勝利のためにと戦かった
故郷にいる家族や恋人を守るために
そしてお国と陛下のお助けになれる事を誇りに思いながら
彼らは華麗に舞い 散っていった
“たとえ我が死すとも 英霊として靖国へと帰還し
再度、戦いにおもむこうぞ”と

一九四五年 八月十五日――――
我が愛国が終わりを告げし時
天皇陛下は我が愛国の敗北を告げ
多くの者が泣き崩れ 
“天皇陛下バンザイ!!”と唱えながら
“我が永遠に愛する大日本帝国が死せば
 我らも死にて共にせん”と唱えながら
多くの大和男児達は自決の道を選んだ

時は六十年の時が過ぎて
だんだんと忘れられて行くは
戦争の悲惨さと 悲しみと怒りに満ちた記録
そして満ちるは
平和のすばらしさと 戦争など起きぬとの考え
我が靖国にて眠りし英霊達よ
いつかは破れる平和が破れた時
戦場の地へと我々がおもむきて 戦いへと参加した時
現代に生きる我々に 勇気と最高なる大和魂をお与えくれたもうか
六十年前の戦で敗れし英霊達よ
その時は必ずや勝利を得て 無念を晴らし
靖国から我々を見守ってくれたもうか
そして今を生きる現代の者たちよ
我が日本国のために戦い 散った英霊達を忘れず
いずれくる戦争へと 堂々と立ち向かえる勇気を持ち
靖国に眠る英霊達に恥じぬ大和魂と愛国心を得たもうぞ




[ Back ]

SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ ライブチャット ブログ